いつもよりさらに多め Vol.19

JEIES2003-09-30

『再び、ホテル引越し』


救援に来た人達とルームシェアすることになった。
少しでも、出費は少なくしたい、ということで利害が一致したので。


しかし、今のホテルは複数人で使うには部屋が手狭な感じだった。


もう少し部屋が広いホテルに移ることにした。
言葉の通じない地域に住むことは、ちょっと精神的に苦しかったので、私もホテルを変えようかと思い始めていました。

従業員の人達が信用できるのは良かったけど、やはりコミュニケーションが取れないのは辛すぎます。


英語が通じて、安くて、清潔でエアコンがついていて、部屋に広い、そして従業員が信用できるホテル・・・
そんな条件にあうホテルはなかなか見つからない。
これまでのホテルが一泊2000円くらい。
できれば、次のホテルもそのあたりの値段で泊まりたいと思っていた。



こういうものは、時間をかければそれなりのものが見つかるものらしい。
やっと、そこそこのホテルが見つかった。
フォートと呼ばれる昔のイギリス統治時代の城郭都市の中心付近のホテル。
受付のおじいさんが、頑固そうだけど、なかなか誠実な対応をしてくれて良い感じだった。
調査地点までもタクシーで10分。
タクシー代が50円くらいなので許される範囲内だろう。
一泊2000円。
ボンベイではかなり格安のホテルに属するこのホテル・・・
しかし、すべてに納得できる条件なわけでなく・・・
当然、ちょっと文句も言いたいことがでてくるわけで・・・


このホテルの場合・・・
バスルームが曇りガラスで覆われてしまっているのです・・・。
つまりシャワーシーンやトイレなんかのシルエットが一緒の部屋の人に見えてしまうつくりなわけで・・・
これって日本でも見たことあるような気が・・・いわゆるファッションホテルと言われるものの作りでは?!
なんで?
普通に作った方が安いでしょうに・・・なぜに曇りガラスでバスルームを・・・かなり・・・イカガワシイ作りだなぁ・・・


男3人、しばし固まる。


男同士でしばらくの間・・・この空間で過ごすのか・・・


男3人、しばし悩む・・・


しかし値段のわりに条件がい事ですべてを納得することに。


ちょっと日本が恋しいです。


追伸:このホテルではNHKが見れなくなりました。




デブ専


インドでは、太っていることは幸せの証という考え方があるらしく、なぜか太っている人の好感度は高い。
そういえば、かつてインド人家庭にホームステイしていた時に、比較的痩せていた私は毎日、大量の食事をだされて
「インドに来たからには痩せて帰らせない」
「太らせて日本に帰らせてあげるわ」
等々のホームステイ先の奥さんの言葉の通りに、ブクブクと太って日本に帰った覚えがある。


また、太っていることは社会的地位があると思われるのか、信用も得られるのですね。
確かに社会的地位のある人は、食うのに困ったりしませんし。


現在、私は体調を崩していたこともあり、激ヤセ中である。
そして、調査の協力者(今後”相方”と表記)は自称”鏡餅ボディ、つまり、ふくよかな体つきをされているわけです。
彼と歩いていると、インド人はみんな彼の方に話かけに行くのです。
老若男女問わず、誰でも彼とは仲良く話しています。


彼曰く、「インドは世界最後のデブ専王国だ」そうな。


インド人は・・・確かに・・・デブ専が多いようです。
映画の俳優にしても中年太りしているヒーローがチヤホヤされるところですし。
女優にしても太っているとは言わないまでもムチムチです。


うーん、日本を始め各国ダイエットブームのなか、ある意味、貴重なくになのかもしれません。




しかし、インドでもダイエットコーラが売られたり、スリムな俳優や女優が増え始めていることなど・・・デブ専傾向にもかげりが見え始めています。


えーと、デブ・・・もといポッチャリとかムチムチとか、そういった体型が好みの方、もしくは、そういう体型の方・・・
インドにくるなら今がラストチャンス・・・かも。




『研究室へのおみやげ』


インド土産・・・今まで何度となく、お土産を日本に持って帰ったことはあるのだが、イマイチ、ヒットに恵まれておりません。

無難なものということで言えば、紅茶だと思います。
インドはダージリンやアッサムなど世界的に有名な紅茶どころを抱えています。
しかし、前回のインド調査(去年の冬)のお土産の紅茶、未開封で研究室に残ってます。


※私信:後輩の皆さん、ロッカーに入ってる紅茶飲んでください、っていうか飲め。


い、いや、先輩の権力を振りかざして無理やりっていうのは、やはり良くない。
喜ばれるものを選ばなくては・・・



インドのスナック菓子を買って帰ったこともある。
ガーリックやスパイスが効いていて、私はおいしいと思うのだが・・・
日本人の口には、イマイチ合わないらしく・・・これもなかなか消費されなかった。
研究室で酒を飲んだときに、みんなが酔ったときを見計らって、おつまみとして食べるよう仕向けたことが・・・
なんか、これもあまり・・・よろこばれたお土産とは言いにくい。


できることなら、こちらから強制したり、仕向けることなく、喜んでもらえるようなものを選びたいものです。
ついでに言うなら、お土産で好感度上げて、研究室メンバーにチヤホヤされたいという願望もないわけではありません。


インドは宝石どころ。
宝石の加工の技術が発展しており、しかも労働力が安価であることから世界中から宝石の原石集まってくるらしい。
それじゃあ、宝石なんか良い感じかも・・・
女子の後輩が多いので特に喜ばれそうです。
後輩達の好感度が上がること間違えないなぁ・・・
頭の中で妄想が膨らみます。


い、いや、ちょっと待って。
理性が我に返らせます。
安いと言っても、そこは”宝石”。
お土産の予算の許容範囲には収まりそうにはありません。
普通に破産して、日本に帰国できなくなってしまいます。


ムンバイはアンティークの家具の集積地でもあります。
あ、これなら宝石よりは安いし、渋めのお土産ということで、みんなに喜んでもらえそう・・・


いやいや、あくまで"家具”です。
どうやって持って帰る?
サイズ的に無理です。


意外と喜ばれるお土産というのは難しい。



あ、そういえば、今、インドで買った大きめのサイズのYシャツを重宝しています。
これは、研究室のお土産としてはどうなんだろうか?考えてみました。


明石家さんま氏が言っていました。
「女の子が、彼氏の家に泊まった時に、彼氏の大きめのYシャツを借りて、いちゃつくのがタマラナイ」
私も正直、そういうのは嫌いではありません。
正確に言うなら、大好きです。


これなら、一着150円前後。
男の後輩に重宝されることは間違えなく、女子の後輩にも、彼氏とマンネリ化したときの秘密兵器として喜ばれそうです。
裸エプロンとかガータベルトなら抵抗のある方も多いでしょうが・・・これならそこまで露骨ではなく、抵抗も無く盛り上がれるのでは・・・


研究室のみんなの喜ぶ顔、感謝する顔が思い浮かびます。



※私信:後輩の皆様。ということで、インド土産、大きめのYシャツはどうでしょうか?
※私信2:女子の後輩の皆様、これって、やっぱりセクハラになりますか?
※私信3:やっぱり・・・没?




『お土産2』


大きめのYシャツ・・・
私は・・・未だ見ぬ、将来の彼女に買って帰ろうかと・・・。


しかし、そんなこと考えてるから、いつまでたっても・・・。