苦労話というか愚痴・・・
「警戒心」
今回、テロ後に調査をしているということで、住民の方の視線が厳しい。
いつも、好奇心旺盛にいろいろ話し掛けてくれて、苦労なくいろんな情報が得られるのだが、今回は話し掛けてもあまり感触が良くない。
最初はいかにも調査してますってかんじで、図面をもって、ボードをもって現地で書き込んだりしてたのだが、住民の人や警察官の監視が厳しく、「ちゃんと許可とってやってるのか?」と怒られることしばし。
むろん、許可などとってるはずもなく、取れるはずも無く。
まえはこんなことなかったのに、どうしたものか?
仕方ないので、あまり調査してるようには思われないように、メモ帳片手に、いろいろ調査事項を書き込んで、人目のつかないトイレのなかで図面を書いたり、忘れないうちにレストランに入って書き込んだり・・・
何杯もチャイを飲むので、結構キツイ。
・・・糖尿病にならないか・・・?
「トイレ」
インドの集合住宅の特徴として、トイレや炊事場が共同である、ということが挙げられるのだが・・・
まあ、汚いわけです。
トイレットペーパーは最近はどこでも購入できるようになりましたが・・・それも備えてないものも多く・・・
しかし、使用できる状態のものはまだ良いのです。
ある集合住宅のトイレに入ると、目の前には青空・・・
え・・・
6階のトイレだったのですが・・・
壁が崩れ去っていて、眼前には雄大な景色が・・・
これは露天風呂ならぬ、露天トイレ・・・
パノラマを眺めながら・・・これは気持ち良さそうです。
しかし、小心者の私にはそこで用を足すことはできませんでした。
利用している人がいるのか、疑問をもつトイレでした。
「飲まずにはいられない」
調査とはいえ、明らかに不法侵入を繰り返し、かってに図面を採取してしまっているので、怒られるのは当然だし、下手したら警察のお世話になってしまいます。
日本でいうと勝手にマンションに侵入して、図面を引いて、しかも、良かったら部屋の中みせてくださいって頼みまわるような感じです。
しかもこちらはテロ直後。
住民の方のご理解・・・得ることがむずかしくとも、それが命綱。
しかし、英語があんまり通じない。
もっとちゃんとヒンディ語勉強しておけばよかった・・・と。
ついつい、調査に行く前に・・・
ビールなどを飲んでから出かけます。
とてもシラフでは、怖気づいて調査どころでは・・・
いやぁ・・・炎天下のビール・・・
たまりませんなぁ・・・
やや千鳥足・・・
この前は、なんか周囲のインド人に日本の踊りを見せろといわれて、志村けんのへんなおじさんとか・・・やっていたような・・・
ヤケクソです。
すべては、調査の為、研究の為。
い、いや、楽しんでないですよ。
そんな、ノリノリでなんてやってません・・・多分。