読みにくそうだとは思うけれど。 Vol.17

JEIES2003-09-21

ホテルで書き溜めて、ネットカフェでデータを移して更新しているこの日記。
ネットカフェに毎日行けるわけでもないので、かなりの量の日記が溜まってきてまして・・・
日の目を見ない日記も出てきそうな勢いですので、適時、放出しておきます。
なんか、はてなの日記のフォームっていろいろ変えられるらしいんだけど、よくわかんない。


大量の文章って、読む気なくすけど・・・気が向いたら読んでやってください。



『救援物資』

もうすぐ、日本から手伝ってくれる方々が京都、千葉からいらっしゃいます。
一人で調査というものがすごく不安で、辛いものだったので、とても彼らが来てくれることは助かる。
しかも、彼らは自腹で私の研究の手伝い・・・
つまり・・・ただ働きどころかお金を自分で払って手伝ってくれるわけで・・・
しかも、彼らになんらお返しできるわけでないわけで・・・
非常に申し訳ないわけで・・・


でも、仕方ないよね、一人じゃ調査できないし、彼らの滞在費払うお金もないし・・・と開きなおってる自分もいたりするわけで・・・


彼らはとてもいい人なわけで・・・
「そろそろ日本食とか恋しいでしょ?緑のたぬきとか買って行こうか?」
彼らの気持ちだけでもうれしくて、涙が出そうになるわけで・・・。
しかし、そんな私の気持ちとは裏腹に私の口からでた言葉は・・・
緑のたぬきよりもむしろサクセス(育毛剤)を・・・」


緑のたぬき150円、サクセス1500円。


10倍の差額に申し訳なく思うわけで・・・
でも、仕方ないよね、髪の毛は長い友達だし、今大事にしないといけないし。
って開き直ってる自分もいるわけで・・・


そのうち、誰かに刺されるかも・・・
って思ったりもするわけで・・・


後輩には、こんな人間になってもらっては困るわけで・・・。



おしん


25年ほど前のNHKの朝の連ドラである。
実は、結構、東南アジアやインドで放送され好評だったらしい。


インドで語学をおしえてくれた先生(インド人女性、30歳)が、
「この女性の苦労してる様子にインドの女性は共感するのよ」
って言ってた。


「いやあ、どこの国でも女性って大変ですよね」
と、適当に無難に相槌を打ちながら、
おしんってどんな話だっけ?」
と心中、非常にあせった覚えがある。
おしんというドラマの存在は知ってたけど、話の内容は知らなかったもので。


ホテルのケーブルテレビでおしんが見れる。今NHKって、BBCみたく世界中で見れるらしい。
脚本、橋田寿賀子渡る世間は鬼ばかり?と、言うことは、嫁と姑の話?あれって世界中どこでもあるのか?

などと思いながら見ていたが、どうやらそれだけじゃないらしい。
子供の頃は、口減らしの為に奉公にだされ、成人後は、夫に虐げられ、姑に虐げられ、古い慣習にガンジガラメになり、家事と重労働にぼろぼろになってる女性の話だ。
なるほどね、途上国の人々の苦労とか心情ってイメージしにくいんだけど、おしんのイメージを重ね合わせても、そんなに大きく間違えていないようだ。


途上国の苦労をちょっと垣間見たというか、イメージできた、そんな感じでした。



ヒンディ語


一年間ヒンディ語の授業を受けていたことがあります。
しかし、一年というのは、いわば中一レベルの英語レベルの語学力ということで・・・。
所詮はたいしたことないというか、ほとんど使い物にならないわけです。


文字が読めて、調べればなんとか訳することができるレベル。
アドリブでの会話は、挨拶程度しか無理。
そんなレベルです。


そもそのヒンディ語は発音が難しい。
例えばtの発音。
いわゆる普通のタtaにしても。
普通のta。
空気を発しながら発音するt(h)a。
若干、舌を巻いて発音するt(r)a。
若干、舌を巻きながら空気を発しながら発音するt(rh)a。

4つの発音の区別がある。
私はこれを区別して発音できないし、聞き取れない。
こんな感じで、日本語にない発音がかなり多い。


今の私のレベルでは会話はかなり厳しいのです。


結局、予想される会話を考えてあらかじめ、会話集のようなものを用意するのです。
相手の回答はできるだけ筆記してもらって。
それなら時間をかければ訳することができますし。


最終手段としては、周囲に英語できる人を探して訳してもらってます。
まあ、その英語をできる人を探すのに、まずヒンディ語で探さなくてはいけないんですが。


調査はさておき、生活で何に困るかって、レストランで注文どおりに品物が来ないんです。
ナンとほうれん草のカレーを頼んだつもりが、ナン2枚だけが来たことがありました。日本でいえば、おかずなしでどんぶりいっぱいのご飯だけ出されるような感じです。
また、コーヒーを頼んだのに、コーヒーにスープにミネラルウォーターが来たことがありました。
ひとつしか注文してないのに、頼んでもいないものが2つも付いて来たのです。
自分の語学力のやばさに涙がでそうになりました。


また・・・なさけないことに・・・
とっさに、「これ、頼んでないよ!」って言えなくて・・・。
タイミングを逃して、そのまま、頼んでもいないスープとミネラルウォーターを涙を流しながら飲んだこともあります。


ホテルでは「(ベットの)シーツを代えて」ってたのんだら、部屋を代えられました。
※シーツと、部屋はまったく違う単語です。


部屋の引越しで余計な体力を使って鬱になりそうになりました。


追伸:言い訳させてもらえるなら、インド人の人って絶対、人の話聞いてない人多いって!思う。


後輩達へ・・・
外国行くならやっぱり語学・・・サボらずがんばりましょう。
じゃないとストレスたまります。かなり。
フィールドワークするなら尚更・・・大事みたい。
調査し始めてから気づくのもナンだけど。